虹ってなに?
雨があがって、大空に虹を見つけると
なんだか嬉しくなりますよね。
虹ってどうして見えるのでしょうか?
ちょっと虹が見える仕組みをご紹介いたします。
プリズム効果
虹を見ることができるのは、雨や霧が晴れていくとき。
からっからの晴天では虹を見ることはできないですよね。
虹は、空気中に含まれる水蒸気の水滴が大事な働きをしています。
太陽の光って、実は赤や黄色や紫など、いろいろな光が混ざって白っぽく見えているもの。
プリズムを通すことによって、その光を分けて見せてくれます。
水滴がこのプリズムの役割をすることによって
太陽の光がいろいろな色の光に分かれて見える現象が、虹です。
なぜ水滴を通すと虹になるのか?
光は、物質の境目で曲がる性質があります。
コップの水にさしたストローが、水面で曲がって見えることありますよね。
太陽を背に水滴のある方を見ると、
①水滴に入った時に屈折します。
②水滴の反対側の壁に当たったらはねかえります。
③水滴を出る時にもう一度屈折します。
この時、光の波長(どんな大きさで波打ってるか)によって
屈折する角度が変わります。
赤に近いほど曲がりにくく
紫に近いほど曲がりやすい。
だから、虹は赤から紫まで順番に並びます。
虹が円いのは、水滴の中で屈折した光だから。
水滴の丸さが虹の円さにつながっているんですね。
同じ水滴の屈折で見られる虹に
滝壺の虹や
噴水の虹
などがあります。
円い虹には、太陽と地平線との角度がポイントになります。
太陽の位置が低いほど、きれいな円い虹を見ることができるそうですよ。
夜、雨が降った後の朝、西の空を、
夕立の後、東の空を
太陽を背に眺めてみたら、美しい円い虹に出逢えるかもしれません。
幸せを呼ぶ?ダブルレインボー(主虹・副虹)
虹の外側に、もうひとつ虹が見えることがあります。
主虹(しゅこう)(赤が外側)
副虹(ふくこう)(赤が内側)
といいます。
これは、水滴の中で光が更にはねかえることで、ダブルレインボーとなります。
だから、副虹は薄い虹に。
はねかえってもう一度屈折するから、色の順番は逆方向に。
様々な条件が重ならないとできないので
滅多に見られない現象のために、
いい事ある♪幸せを呼ぶ♪と考えられたのでしょうね。
普通に虹を見るだけで、ラッキー♪いい事ありそう♪と
幸運&幸せ気分になりますけどね♪
彩雲は虹?
空にかかる虹色というもののひとつに、「彩雲」というものもあります。
これは、雲の水蒸気の水滴の間を太陽の光がすり抜けていくことで、光が回り込む、「回折」という現象です。
薄曇りの日などに、太陽の周りにできる虹色の光の環、光冠と同じ原理です。
虹とは違いますが、彩雲も滅多に見られないために「吉報」「瑞兆」として、よいことが起きる印、幸運の印とされてきました。
でも、実はどうやらよく見ることができるらしいですよ。
ぼんやりと空を眺めていたら、出逢えるかもしれませんね。
いずれにしても、人は虹色を見ると
「なにかいいことがありそう♪」と心躍らせてきたということですね。
部屋にも虹
虹と同じプリズムの効果を活用したものに
サンキャッチャーがあります。
私も大好きで作っていますが、
クリスタルがプリズムの役割を果たすことによって
クリスタルに当たった太陽の光をひとつひとつの色の光に分けて
お部屋に虹を放ちます。
プリズムとなる面積が小さいから、虹の粒がこぼれるみたいに見えますね。
冬が長く、夜の長い北欧では、部屋に太陽の光を取り入れるために
窓にサンキャッチャーを飾っているそうですよ。
虹を見ると、心も広がって解放的な気分になりますよね。
あなたの心にも、大きな虹が広がりますように。
そして、色のひとつひとつには深層心理が表れやすいもの。
自分で使ってみた色に、どんな気持ちが隠れているのか
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