紫の心理

パープルの色彩心理 色の心理
紫の色彩心理
パープルの色彩心理
紫の色彩心理

紫色で表現される心理

紫色は、お好きですか?

紫のイメージを学生さんに聞くと
◎ミステリアス
◎不思議
◎不安
◎癒し
◎高貴

などという言葉があげられます。

暖色でも寒色でもない中間色の紫。

激しい赤と沈黙の青の間の色。

赤と青の間の紫

ちょうど、夜明け前の海や空のように、
夜でもない、昼でもない暁の色。

夜でも昼でもない夜明け前の紫の海

紫は、不安定な状況で心が揺れ動き、消耗した時に
手に取りたくなる色。
コロナで揺れ動く今、必要な色なのかもしれませんね。

揺れ動く思い

紫色から受ける影響

やさしい紫の花

では、紫色を目にした時、あなたはどんな印象を受けるでしょうか。

紫が高貴の色とされたのは、古来、紫の染料は高価で貴重であり
位の高い人しか使えなかった色であったことにも由来します。

冠位十二階の制で、聖徳太子が「一番位の高い官吏の色」と定めてから
長いこと、庶民には手の届かない色だったのですね。

紫根
紫根

実は、紫の染料であるムラサキ草の根には、 薬効があり、皮膚病や胃腸薬として使われることも。
紫は実際に心身を癒してくれる色でもあるのです。

心身への影響でいえば
赤が交感神経を刺激し、青が副交感神経を刺激する色であるならば
紫はその相反する2つを融合した色。

穏やかにバランスをとって
複雑にからむ心を安定させてくれる癒し効果がある色といえますね。

一般的な色彩心理のほんの一部のお話です。感じ方には個人差があります。