生活に活かす色彩心理

暮らしの色

生活の中にある色彩

一旦、目を閉じてしっかりと闇を感じてから、
ゆっくり目を開いてみてください。

あなたの目には、どれだけの色彩が映っているでしょうか。


その中に、気になる色や、心地よい色はありますか。

逆に、見たくない色や、なんだか心がザワザワする色はありますか。

私たちは、色に囲まれて、色から影響を受けながら、色で影響を与えながら生活しています。

毎日着る服にも色があるし、

髪の色、肌の色のように、自分自身にも色があります。

もはや生活の一部となったスマートフォンの画面は色で構成されているし。

お弁当の彩りを考えたり、

インテリアを好きな色にしてみたり。

ふと見た街角のお花屋さんの活き活きとした花の色に心を奪われたり。


私たちは、知らず知らずのうちに、なにげなく色と関わった生活をしています。

「いや、自分はモノトーンが好きだから、身の回り白黒ばっかりで色なんて関係ないよ」って人。

実は、白も黒も、れっきとした色なんですよ。

白と黒のモノトーンを好むのはなぜでしょうね。


私たちが受けとる情報のうち、視覚(眼から入る)情報は約8~9割と大きな割合を占めると言われています。
そのうち、色が占める割合は8割。

私たちに入ってくる情報の、実に6割近くを色が占めているということになります。

その色彩は、感情と結びついて記憶されやすいもの。

色彩心理は、そういった【感情と結びついている色彩】を活かすもの。
だから、生活に密着した存在なんですね。

生活の中にある色彩心理の活用例

例えば、ワイワイ賑やかにテーブルを囲むイタリアンレストランでは、活気あふれる雰囲気で楽しい時間があっという間に過ぎるような気持ちになる、赤や橙などの色を店舗のインテリアに取り入れたり。

逆に落ち着いて静かに食事をゆったりと楽しみたいフレンチレストランでは、シックな青などを内装やテーブルコーディネートに取り入れたり。


ワクワクする時間を楽しむ遊園地やゲームセンターなどは、カラフルな色であふれていて、楽しい気持ちを盛り上げてくれますよね。



多くの人が「そうだよね」って同じように感じる色彩心理を取り入れれば、共感される配色にできます。

もちろん、色の見え方には個人差があって、全ての人が同じように色彩を捉えている訳ではないけど。

各個人で独自に感じる色のイメージというものもあって、それはそれぞれ大切にしてほしいけど。


「こんな風に感じてほしい」
「こんな風に行動してほしい」
「どう魅せたいか」

多くの人に伝えたいな、と思った時は、ぜひ色彩心理を生活に取り入れてみてくださいね。

色彩心理はメッセージ

一般的な色彩心理を活用することは、多くの人に届くメッセージになります。

色が心のメッセージって思うと、ワクワクしませんか。

そんな色を自由に扱えるようになると、
もっと世界が広がって見える。

だから、色って楽しい♪

色彩心理を活かして心豊かに生活しましょう。


そして、色には深層心理が表れやすいもの。

自分で使ってみた色に、どんな気持ちが隠れているのか
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